今年も、あと、残り2か月になりました。
今年は、コロナウィルスの流行で、今までとは、違った年になりました。そんなこともあったのに、意外と慣れてしまうものです。
手洗いと、マスクは習慣化し、ほぼ意識なくできるようになっています。
習慣化の力は素晴らしい!! 習慣化の力で、もっとブログを更新したいです(笑)
そんな前置きは、さておき、タイトルの精神的に病んでしまったら、どうするのかというタイトルですが、コロナや、受験、いろんなことで、当院を訪れる方がいらっしゃいます。
身体の症状だけでなく、お話を聴いていると、精神的に悩んでいる人が多いです。
うまく精神面とも折り合いをつけている人もいれば、そうでない人もいらっしゃいます。
その違いって何でしょうか?
そんなこともあり、心理面の勉強に励んだ時が2年くらいありました。
人はストレスに直面したときに、体の中では、脳の奥にある扁桃体というところが活発に働きます。続いて、心臓が活発になり、そして副腎といわれる場所から、ホルモンが分泌されます。
筋肉に栄養が送られ、心臓の鼓動が早くなり、各細胞に酸素が運ばれ、身体が活性化されます。
ストレスと、戦うためです。
ストレスとは、もともとの人間にとっては、天敵の獣(例えば、オオカミ、ライオンなど)に直面した時の反応です。戦うのか、逃げるのか、それに特化した体の反応です。けがをした時のために血が止まりやすくする成分(血小板)も増えます。
そんな機能を備えた、身体なのですが、現代では、ストレスになることが多く、ストレス反応を起こしやすいのです。また、頭のいい人間は、未来を創造し、過去を記憶しているので、脳内で想像したことでも、身体が反応を起こしてしまうことにも、問題があります。
古代から人間の身体の反応は変わっていないのに、文明は進み、反応しやすいストレスは増えている。そんな問題があります。
また繰り返し、ストレスを受けた状態が続くと扁桃体が肥大化し、過剰に反応することもわかっています。
過剰な反応が起こってしまったときに、自律神経失調症、パニック障害など、引き起こしてしまう引き金になってしまうのです。
このストレス反応ですが、暴走したこの反応を抑える方法があります。
それは、運動です。
実験では、週に3日、30分間の有酸素運動が良いとの結果でした。体の調子を崩しすぎてしまった人には、なかなか難しいですが、少し回復してきた人は、10分くらいでもいいので、少し歩くといいと思います。
私も、ストレスを感じたときは、治療院の周りの田んぼ道を1周(10分くらいかけて走ります)
途中に、ストレッチを行っています。疲れが、多少ある場合でも、行うことで解消されます。
ですが、無理はしません。歩くときもあります。その時にあったスピードと負荷でいいと考えています。他人と比べる必要はありません。自分の気持ちや体に聴いてください。
運動を行うことで、延髄という場所が、ストレス反応の暴走に抑制的に働くことが研究でもわかっています。
ストレス反応は、戦うのか、逃げるのかその2択です。迷って考えていてはいけないのです。その場にとどまっているということは、自然界ではありえません。肉食獣に食べられてしまうからです。
歩ける人は、ぜひ歩いてみてください。
身体の症状が出すぎて困っている人は、無理せずに、ぜひ当院にお越しください。
まずは、身体を治すことから始めましょう。