以前に比べると、体調不良で心療内科や精神科に通われる方が、現在はかなり多いように感じます。
針灸院に来る方の多くは、薬や、精神的なストレスという解決策に疑問をお持ちの方が多いです。
実際に、まこと治療院に来る方は、身体に不調を感じ、症状を感じて、病院に行って検査をして、異常がなく、しかし、症状は一向に良くならないがために再度、ほかの病院に行ったり、強く医師に症状を訴えていると、心療内科を紹介されるというケースが多いです。
こちらで、体をみさせていただくと、例えば、左の側胸部に押すと痛い点があったりします。
こんな人は、動悸や息切れ、呼吸がうまくできないという症状で悩んでおられます。
このように、体に触れれば簡単にわかることでも、心電図やエコーにも問題は出ません。
エコーや、心電図はかなり悪くなってからでないと、所見には反映されません。
もっと、前段階のところで、症状は出ており、それが、触れば痛いなどの反応と考えています。
それらを体系的にまとめたものが、ツボです。
臨床でも、よく反応が出ており、昔の人は良く観察していたのだなあーと感心します。
軽い機能的な問題によって起こる症状は、病院では、検査に反映されないために、原因が突き止めることができないのです。
そこは考えようですが、命に係わる症状ではないので、まずは安心してください。ここは、割り切って考えたほうが良いです。
例えば、安定剤は、痛みや辛さに対して、一定の効果があるため、処方されることが多いです。しかし、原因が解決されたわけではないために、かえって無理をしてしまうことがあります。