やらなきゃいけない仕事を後回しにして、先延ばしにしている状況を想像しながら読んでください。
なんとなくネットを見たり、テレビを見たりして時間をつぶしていても、脳の奥深くでは、感情システムが「脅威」を感じたまま、ずっと働いた状態になっています。
しばらくしていると、脳の扁桃体から、内分泌系に指令が出て、ストレスホルモンと呼ばれる、アドレナリン、コルチゾール、ACTHなどが分泌されます。
これらのホルモン働きは、身体の働きを戦闘態勢にします。
このシステムは、原始時代の時から変わっていません。肉食動物から襲われたときに、戦うのか、逃げるのか選択して、事態が終わればストレスホルモンは出なくなり、身体は元に戻っていきます。
しかし、仕事を先延ばしにしていると、脳がパニックを起こしてしまい、扁桃体の働きは活発になり、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンは出たままになってしまいます。
このストレスホルモンが出たままの期間が長く続くと、少しづつ身体が変化して、免疫システムが暴走し始めます。白血球が細胞を痛めつけ、心疾患、老化の促進、肥満といった症状が現れます。