患者さんによく言われる言葉、話を聞いてくれてありがとう。
話しをきくとはどんなことなのか?
きくには、聞くと聴くがある。
心を相手に寄せて興味を持って話を聴く。受け止める。善悪などの先入観は持たない。正義はない。寄り添う。こんなことを意識して話を聴いている。今までの臨床の中では、色々な話を聞かせていただいた。基本が1対1のマンツーマンであることから、深い話を聴くことは多い。
離婚の相談や、不倫しているなど、夫婦の問題、親子の問題、自分の性格や過去に起こったことなど、色々な話を聴いた。数年前には、心理学について、自分自身のことについても興味があり、学んでいたこともあって、解決策を模索する時期もあった。
多くの場合は、話を聴いて、親身なって話を聴いて受け止めてあげることで、多くの場合はすっきりして帰っていただける。家族や、友達に話すとかえって話がややこしくなったり、親身になって話を聴いてくれなかったり、必要のないアドバイスをもらったりで、話すのが嫌になっているケースが多い。
ついつい、自分自身も必要がないことをしゃべってしまう時がある。男の人の相談事は解決を優先してしまう。女性の場合は親身にって話を聴いてもらうことで共感しあうことで解決するのだが、このことも人によって違うために、単純にはいかないために治療中の会話ということになるのかもしれない。
恋をしているときの男性は共感性が増すという研究がある。これによって女性は、この人は話をよく聞いてくれるし話が合うとか思うのかもしれない。しかしその期間が過ぎてしまうと、話が合わないとか話を聴いていないとかいう風に変わってしまうのかもしれない。
いつもいろんな話を聴けるし、いろんな考え方の話が聞けるこの仕事は面白いと感じています。
心の悩みは、体に反映されます。ストレスホルモンが体に影響を与えるために症状が出てきます。軽いストレスであれば、体を動かすとストレスホルモンが減っていきます。
また、なかなか解決しない悩みがあったとしても、体が丈夫であれば、体に不調は出にくいものです。体から、アプローチすることによって、体が調子が良くなり、ココロの悩みが軽減される事例は多く見ます。
体が丈夫になってくると、考え方が前向きになってくるため、多少の悩みを持ち続けていても、前進できるのです。少しづつ進んでいくことで解決されることもあるので、まずは、身体の調子をよくしていきましょう。