自律神経失調症とは、どんなものであると考えられているのでしょうか?
その定義は,はっきりとなされていません。
Wikipedia では「交感神経と副交感神経の2つからなる自律神経機能の失調によると思われる病態の総称。自律神経機能障害とも呼ばれる」と説明されています。
自律神経失調症の症状は、多岐にわたります。
めまい、耳鳴り、冷や汗が出る、動悸、血圧が激しく上下する、しびれ、吐き気、食欲不振、胃痛、胃もたれ、下痢、過呼吸、不眠症、頻尿、アレルギー、肩こり、背中の痛み、腰痛などと、日常によく起こりがちな症状が数多くあります。
病院で検査をしても、はっきりとした原因は見つからず、特定できないことが多く、間接的な原因として、ストレスや生活習慣の乱れが影響していると考えられています。
現在、病院での自律神経失調症の治療は、大きく2つに分けて考え行います。
1つ目は、症状を抑えるための対症療法です。鎮痛薬、整腸薬、睡眠薬など、症状に合わせて薬が処方されます。
2つ目は、ストレスや精神面へのアプローチのための安定剤、抗うつ薬、抗不安薬の処方です。
一般的には以上のように定義〜治療がなされていますが、それが本当に自律神経失調症の実体なのでしょうか?
本当に、自律神経に失調って存在するのか?
一般的に自律神経を調整すると言ったりしていますが、本当に可能なのでしょうか?
対症療法で投薬が行われる目的の、鎮痛効果、内臓機能の向上、リラックス効果など、これらは鍼灸の得意とするところではないか。
自律神経失調症は、本当に原因なく起きるのでしょうか?
次回の投稿で当院の考え方を上げていきたいと考えています。